『泣いた。とにかく泣きました。素敵な1冊を私の人生に届けてくれてありがとう!』(30歳・女性)
『読みながら、亡くなった母のことを何度も思い出した。「ありがとう」を言えなかったことを後悔していたけれど、心が救われた』(44歳・男性)
『心の病気を患って仕事を辞めた今、涙を流しながら読みました。過去に戻って相手の心を確認してこなくても、もう私は大丈夫。そう思えました。また外に出て行く勇気をもらいました』(57歳・女性)
『長い人生、後悔も多いが、素晴らしいこともたくさんあったと思い出させてくれる。息子にも読んでほしいと思い、プレゼントした』(60歳・男性)
この本を読んだ読者の方のお便りを冒頭に書かせてもらいました。
本屋大賞2017年にノミネートされた【コーヒーが冷めないうちに】川口俊和さん 著
『恋人』
『夫婦』
『姉妹』
『親子』
フニクリフニクラという喫茶店には、ある席に座ると過去に戻れるという。
ただ、過去に戻るために沢山のルールが存在する。
- 過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者に会うことが出来ない。
- 過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わらない。
- 過去に戻れる席には先客がいる。席に戻れるのは、その先客が席を立った時だけ。
- 過去に戻っても、席を立って移動することは出来ない。
- 過去に戻れるのは、コーヒをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。
それでも、過去に戻りたい、強い想いを持っている4人のストーリを描いたお話。
本の帯には4回泣けますと書いてありましたが、私は4回以上泣きました。
時間を忘れて、夢中になって喫茶店を訪れた4人のストーリに感情が入り込みました。
2017年に刊行された続編『この嘘がばれないうちに』を含むシリーズは累計発行部数84万部突破のベストセラーを記録しています。
2018年9月21日には有村架純さん主演で実写映画化が決まっています。
川口俊和さんの作品に何回泣かされるのか、これからもまだまだ目が離せない話題作が待っています。
私の今週の一押しの "思わず手にしたくなる本" をご紹介させていただきました。
SHOブログのSHOより。