2014年9月。初めてのキャンプツーリングの写真。
キャンプツーリングの魅力ってなんだと思いますか?
少し冷静に考えてみると、わざわざバイクでキャンプに行くのって結構デメリットが多いんです。
- バイクでキャンプに行けば、最小限の荷物しか積めない。
- コンパクトな道具を持って行かないと荷物がかさばって最小限必要な道具でさえ持って行けない。
- コンパクトな道具は値段が高い。
- バイクに道具を積載するのに時間がかかる。(めんどくさい)
などなど。
考えればデメリットになる要素は沢山あると思います。
では、なぜこれだけデメリットがあるのにも関わらず、キャンプツーリングを続けるのか?
それは、デメリットでさえ、メリットに感じることが出来る。
それくらいキャンプツーリングには魅力が沢山隠されているから。
私のキャンプツーリングの始まりは2014年。
この4年間で経験したキャンプツーリングってどんなキャンプツーリングだったのか。
そして、キャンプツーリングに魅了された要素とはなんなのか?
私が感じたキャンプツーリングの魅力について少し紐解いていきたいと思います。
良かった事、悪かったことを含め、これからキャンプツーリングを始める方、興味を持っている方へ少しでも参考になれればと思います。
2014年9月。キャンプツーリングの原点
遅めの夏季休暇をもらい、シルバーウィークと重ねた8泊9日の北海道キャンプツーリング。
- 1人でキャンプをするのが初。
- 長距離ツーリングも初。
- キャンプツーリングも初。
- バイクでフェリーに乗るのも初。
- バイクで高速道路を乗るもの初。
この初めてだらけのキャンプツーリングに加え、2年以上雨ざらしで完全に不動車になっていたVツインマグナ。
次のバイクを購入する前に、Vツインマグナで思い出を作ってから売却しよう。
自分の手で修理をしたことをきっかけに始めたのが、私のキャンプツーリングの原点です。
というのも、長距離ツーリングを楽しむかわりに、宿代をケチりたい。
だから寝泊まりは宿ではなく、テント泊にしようと考えました。
なので、特に料理をするわけでもなく、キャンプ場を楽しむわけでもない。
ただ、寝れる環境があればいいや。これくらいの気持ちで始めました。
初めてのキャンプツーリングの評価
初めてのキャンプツーリングで良かった点。悪かった点。
〇良かった点
- 宿泊費が浮いたこと
〇悪かった点
- 安易に考えた装備で行ったキャンプのため寒さに勝てなかった。(青森辺りから北海道にかけて9月でも夜は寒い)
- 荷物が多いのに完全1人用のテントのため狭くリラックスできない。
- 椅子がないからキャンプ場では常にリラックスできないテントの中。
- ランタンの光量がなさすぎて、外では使用しても暗く、小さなテントでも暗い。
- 全くキャンプが楽しいと思わない。
これが私の初めてのキャンプツーリングの感想です。
なんとなくお気づきかもしれませんが、そうです。
最低なキャンプツーリングでした。
バイクでの旅行と考え、道中の景色や美味しいご飯、温泉を楽しむことを目的にしていました。
リラックス要素が多いから、テント泊はケチっても大丈夫だと思っていました。
これが、キャンプを楽しめない大きな原因です。
そもそもキャンプを楽しもうとしていませんでした。
キャンプの魅力を感じた瞬間
青森県八戸にある、種差キャンプ場の写真です。
その日は19時少し前に種差キャンプ場に到着したため、景色もわからないまま設営。
テント泊に魅力なんか感じることなく、翌朝起きた時にこの絶景が広がっていました。
下調べをして、景色が良いことは知っていました。
早朝の種差キャンプ場の絶景を前に、しばらく動くことが出来ませんでした。
あの日、種差キャンプ場で迎えた朝は、本当に特別な朝を迎えた気分でした。
波の音、鳥の鳴き声、木々が揺れる音、潮風の香り、土の香り。
自然をダイレクトに感じることが出来る朝。
装備が不十分な自分をその時ほど悔やんだことはありません。
もっとこの特別な時間を楽しみたい。
この感情が自分の中で芽生えた瞬間。
キャンプの魅力に取り憑かれました。
キャンプツーリングにこだわる理由
自分のバイク行く場所。全てが特別な場所に変わっていきます。
初めてのキャンプツーリングは装備が不十分でした。
・寒くて何度も夜中に起きたり。
・ランタンが暗かったり。
・テントが小さすぎたり。
・リラックス出来なかったり。
色んな不満は沢山ありました。
だけど、色んな景色を楽しみながらバイクを走らせていた時間。
沢山疲れたり、面倒なことは多い。だけど、その疲れをキャンプ場の朝が吹き飛ばしてくれる。
じゃあ、キャンプ場での時間をもっと楽しめたらどうなるんだろ?
好きなバイクで、好きな景色を楽しむ。
キャンプ場で最高の夜を過ごし、最高の朝を迎える。
この考え方を持ちはじめてから、私のキャンプツーリングへの探究心が加速しました。
リラックスするためのキャンプツーリングへ
長距離キャンプツーリングを3回。
(北海道キャンプ計7泊、青森キャンプ計1泊、宮城キャンプ計1泊、四国キャンプ計4泊、鳥取キャンプ計1泊)
単発キャンプツーリングを計20回以上。
キャンプツーリングを始めて4年間の中で何度かバイクは変わりましたが、やっぱり道中は特別な時間。
少しずつキャンプ道具を集めながら、春から秋口まで毎シーズンキャンプをしてきました。
冬は装備不足でしたが、今年から冬装備も増やしてきたので、真冬キャンプも今年からチャレンジしていきます。
現在は、仕事疲れを癒すために週末、キャンプツーリングに出かけたりします。
いつもは面倒に感じることを楽しむ時間に変えてくれる。
心にゆとりを与えてくれる。
週明けの仕事が凄く頑張れます。
最初は全くリラックスすることが出来なかったキャンプツーリング。
それが今ではリラックスするためにキャンプツーリングへ出かけるようになりました。
もう、このキャンプツーリングの魅力に気づいてしまったら抜け出せなくなります。
ストレスフリーな時間を週末に過ごす。
きっとあなたもこの魅力に気づいたら、素敵な週末をさらに素敵に迎える事が出来るようになります。
これからキャンプツーリングをされる方。興味を持っている方へ。
最初は不満に思うこともあるかもしれません。
だけど、ほんのちょっとでも魅力に気づいてしまうと、もっと楽しんでみたい。
そんな気持ちが生まれてきます。
是非、これからのシーズンがキャンプツーリングをするのには最高の季節です。
最高のキャンプツーリングを楽しんでみてください。
SHOブログのSHOより。